―――  マスク 1 ――― 






「お待たせしたわね」
長い黒髪をなびかせ、グレーのパンツスーツ姿の水城がカフェに現れた。
マヤは椅子から立ち上がり、水城に会釈をする。
水城がクスリと笑うとマヤに席を勧めた。二人はテーブルを挟んで向かい合う。
ウェイターが注文を取りに来ると、水城はアイスティーを頼み、マヤはオレンジジュースを頼んだ。
「紅天女の試演は本当に素晴らしかったわね」
水城が口を開く。
「ありがとうございます」
紺色のワンピース姿のマヤは普段よりもかしこまって見えた。
「試演の結果は半年後に出るそうね。結果が出るまでマヤちゃんはどうするの?」
「映画の話が来ているんです」
足元に置いた鞄からマヤは台本を出した。
「舞台やテレビのお話も頂いているんですけど、今回はこの話が引っかかって」
「ふーん『社長秘書片桐優子の事件簿』ね。確かこれ小説が原作だったわね」
「はい。今回映画化されるんですけど、片桐優子の役をやらないかって言われてまして」
「それで私に相談したい事って社長秘書の業務についてかしら?」
「はい。役作りの為に水城さんからお話を聞きたいんです」
マヤは大きな瞳を輝かせて水城を見る。
「そうね」と水城は考えるようにマヤの後ろの席に背を向けて座る男を見る。
仕立ての良さそうなチャコールグレーのスーツを着ていた。
何となく速水を連想させる背中だった。速水と言えば相変わらず何かに想い悩んでいる
様子だった。
「お待たせしました」
ウェイターのハッキリした声に水城はテーブルの上のアイスティーに視線を向けた。
アイスティーにストローを差し込むと氷をクルクルと回した。
そして、一口啜るとマヤを見る。彼女も水城と同じようにストローで氷をくるくる回している。
彼女はすっかり二十歳を超えているのに、高校生のように見えてしまう。
水城がフッと笑うと、マヤと視線が合った。
「何ですか?」
「ねぇ、マヤちゃん。実際に社長秘書やってみたらどう?」
「えっ」
マヤは氷を回す手を止め、水城をじっと見た。



 紅天女の試演が行われたのは一ヶ月前だった。
試演で、マヤは速水への恋心を包み隠す事なくぶつけた。
恋のセリフを口にする時は鷹宮紫織と並んで座る速水の方へと視線を何度となく向けた。
速水と目が合った瞬間、マヤは梅の谷の時のように速水と魂が重なるのを感じた。

彼こそが魂の片割れ。
ふたつに別れた一つの魂。

そう確信出来た。きっと速水も同じ物を感じてくれているはずだとマヤは思った。

舞台が終わると、マヤは鏡台の前に座りじっと待っていた。
きっと、速水は来る。
きっと、きっと、きっと……。

しかし、速水の姿は現れなかった。
マヤの想いは無視された。
舞台の上で通じ合えたと思っていたのは自分だけだったのかとマヤは肩を落とした。

 それから毎日のように涙を流してマヤは過ごした。
だから今、北島マヤとして速水の前に出て行く勇気がなかった。
でも、速水の側にいる事ができるのなら、いたいと思う。
その事を水城に打ち明けるといい方法があると言ってくれた。
マヤは水城の好意に甘える事にした。

 月曜日の朝。マヤは大都芸能にいた。
水城に最初に連れて行かれたのはメイク室だった。

「どこからどう見てもマヤちゃんに見えないわ」

鏡越しに水城の満足気な表情が見える。マヤは不安そうに鏡の中の自分を見つめた。
そこには大都芸能特殊メイク班が開発したマスクを付けたマヤの姿があった。
マスクを付けたマヤの顔は素のマヤより五歳は年上に見えた。
目はくっきり上がり気味になり、鼻は高くなった。
水城の言うとおりどこからどう見てもマヤには見えない。
「凄いですね。マスク一枚でこんなに変わるなんて」
マヤは戸惑いながら鏡に写る顔をじっと見つめる。
「つけているのも忘れそうなぐらい顔に馴染むでしょ」
と、マヤにメイクを施した特殊メイク班の近藤が得意気に笑う。
女のような話し方をするが彼は男だ。年は速水と同じぐらいにマヤは見えた。
「そうですね。違和感があったのは顔に装着した時だけでした」
「マスクの厚みは0.1ミリしかないのよ。ハリウッドも真っ青な出来栄えよ」
「本当に凄いですね」
マヤが眉を大げさに上げ表情を作ると、マスクを付けているとは思えない自然な表情が出来ていた。
顔を動かしても違和感は一切感じなかった。
「それに一度マスクのつけ方を覚えれば一人でも付けられるのよ」
と、近藤はマスクの装着の仕方を丁寧に教えて行く。
「いろいろと構造を説明したけど、要は鼻の位置に合わせて顔にそっと貼ればいいのよ」
「はい」
「それからマスクは水に弱いから気をつけてね。うっかりマスクを付けたまま顔なんて
洗ったら取れちゃうからね。水につけたマスクはもう使えないから新しい物を付けてね。
あるだけ持って来たんだけど、十枚で足りるかしら」
近藤が水城の方にちらりと視線を向ける。
「マヤちゃんが秘書をするのは一週間だから、大丈夫でしょう」
水城が微笑む。
「万が一使い切ったら水城さんに言ってね。一、二枚ぐらいなら用意できるから」
「ありがとございます」
マヤは鏡越しにペコリと頭を下げる。
「そうそう。マスクは使い捨てだから、十二時間経ったら必ず新しいのに変えるのよ」
「変えないとどうなるんですか?」
「溶けちゃう」
「溶けるんですか!」とマヤの語尾が驚きに染まる。
「そうなの。耐久性はあまりないのよ。だから、これはまだ研究開発中の試作品なのよ」
試作品と聞いてマヤは不安になる。
「十二時間というのを守れば大丈夫よ」
マヤの背中をバンと勢いよく近藤が叩いた。
「は、はい」
「仕上げにこれを付けてね」
水城は黒ぶち眼鏡をマヤに渡した。
「真面目な感じに見えるわね」
マヤが眼鏡を掛けると近藤が口にする。
「今日からあなたは真山純子よ」
水城は社員証をマヤの首から掛けた。
胸元に真山純子という名前がぶら下がる。水城が用意したものだ。
「すみません。いろいろと用意してもらって」
「いいのよ。秘書をやらないかって言い出したのは私だし。それに私も、速水社長にも社内の者にも内緒にするつもりだったの」
水城が鏡越しにマヤを見る。
「どうしてですか?」
素朴な疑問をマヤは水城に向ける。
「北島マヤとわかれば社内がうるさくなるからよ。あなたは今、紅天女として色んな所で
注目されているのよ。特に大都芸能では上演権を譲ってくれって、会社中の人間があなたの所に来るわ」
「紅天女はまだ私に決まった訳ではないのに」
「でも、あなたか亜弓さんになるのは決まっている事よ」
クスリと水城は笑う。
「紅天女を上演する事は大都芸能の悲願ですからね。
あなたを捕まえておけば大都での出世は約束されたものになるのよ」
「そういものなんですか」
マヤがため息をつく。
「そういうものよ。でも、ここにいる近藤さんと私はそういう物には興味がないから安心してね」
「その通り、あたし出世とか興味ないの」
近藤が笑う。
「それに社長は今」と言いかけ水城はハッとしたように視線を逸らした。
「そろそろ鬼社長が出社する時間じゃないの」
近藤の言葉に水城は腕時計に視線を落とす。
「もう八時過ぎてたのね。マヤちゃん、いえ、真山さん、社長は八時半に出社するわ。
急ぎましょう」
 マヤは水城に連れられ、慌てて二十階の社長室に向った。


 エレベーターから降りると他のフロアと違うのは廊下に赤い絨毯が敷き詰められていた事だった。
何となく重厚な雰囲気を感じ取り、マヤは緊張する。
「ここが給湯室で、ここが専務、ここが常務の部屋。そして、一番奥が社長室になるわ。
あなたの職場はここよ」と、水城に案内されたのは社長室の隣にある部屋だった。
机が六個並び、秘書課の社員たちがそれぞれに仕事をしていた。
「あなたの机はここ」
と水城の隣の机を指す。
机の上にはパソコンと筆記用具が置かれていた。
マヤは居心地が悪そうにディスプレイとキーボードを見つめる。
「書類は私が作るから大丈夫よ。社長のスケジュールは全てこのパソコンの中に入っているから、
ファイルの見方と印刷の仕方は覚えてもらうけどね」
「私に出来るかな」
「社長秘書の真山さんなら出来るわよ。もう時間よ。社長をお出迎えしないと」
マヤの心臓がバクバクと大きな音を立て始めた。
「真山さん、行くわよ」
「は、はい」
マヤは弱々しく声を出すと、鉛のように重くなった足を何とか動かし、水城について行った。
エレベーターホールの両脇の壁には社員がズラリと並んでいた。
みんな緊張した面持ちだ。エレベーターの扉が開くと、鞄と新聞を抱えた速水が出て来る。
「おはようございます」ホールに並んでいた者が一斉に挨拶をし、深くお辞儀をした。
「おはよう」と低い声で答えると、速水はスタスタと歩き出した。
その隣にいつの間にか水城がいた。
マヤは水城の後ろについて行き、速水の後ろ姿を目に焼き付けるようにしっかりと見た。
スーツの色はチャコールグレーだった。速水の引き締まった体を引き立てるようにスーツは仕立てられていた。
ラベル(衿)から覗くワイシャツは薄い青である事がわかった。
髪の長さは一月前に会った時より短く整えられていた。水城と何か言葉を交わしていた。
内容は専門用語が飛び交ってマヤにはよくわからないけど、速水の落ち着いた声は心地よくマヤの
耳に響いていた。
速水の姿を目にしてから、胸の奥がざわついていた。
やはり速水はマヤにとって魂の片割れだと想える存在だった。
「真山さん」と、水城に声を掛けられマヤは思考を止める。
「はい」
「社長にコーヒーをお出ししてくれる?」
「はい。わかりました」
マヤが答えると水城は速水とともに社長室に入って行った。
マヤは給湯室に行く。

 速水がコーヒー好きである事を知っていたから、麗からコーヒーの淹れ方を習っていた。
まさかそれがこんな形で役に立つとは思わなかったなと、豆を挽きながら思う。
 手際よく紙のフィルターを敷いたドリップをコーヒーメーカーにセットすると、沸いたばかりの
湯を注いだ。給湯室がブルーマウンテンの香りに包まれた。
コーヒーメーカーには淹れ立てのコーヒーが溜まる。マヤはそれを白いコーヒーカップに移すと、
木製の盆の上に乗せて、社長室に向かった。
速水に自分が淹れたコーヒーを飲んでもらう日が来るなんて思わなかった。
彼がどんな顔で飲んでくれるか、楽しみでもあり恐かった。

トントン。

社長室の前まで来ると二回扉をノックした。
「はい」と水城の声が答える。
「失礼します」
マヤはいつもよりワントーン高い声で言うと社長室に入った。
速水は執務机の前で水城と今日のスケジュールについて打ち合わせをしていた。
「その件については、渡辺君にアポを取るように言っといてくれ」
マヤは話の邪魔にならないように静かに机の上にコーヒーを置いた。
「それから、紫織様が今夜社長に会いたいと言っていました」
紫織の名にマヤはピクッとした。
「そうか」
速水は机の上の書類に視線を向けた。
マヤは二人から一歩下がった所で、盆を脇に抱えて立っていた。
「今夜時間はあるか?」
「午後七時半以降でしたら大丈夫だと思います」
「わかった。紫織さんに会う。いつものレストランを予約しといてくれ」
「かしこまりました。紫織様にもその様に伝えておきます」
「あぁ。頼む」
速水はコーヒーを一口含んだ。
「上手いな。今日のコーヒーは君が淹れたのか?」
コーヒーカップをソーサーの上に戻すと、速水は居心地が悪そうに佇むマヤの方に視線を向けた。
「はい、私が淹れました。今日から研修で入る真山です」
着慣れないリクルートスーツのせいでマヤはカクカクとした動作でお辞儀をした。
「そうか。よろしく頼む」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
顔を上げるとマヤは真っ直ぐに速水を見た。
さっきまでの印象だと社長としての速水は厳しい人に思えたが、今マヤを見る速水は優しい目をしていた。
「俺の顔に何かついてるか?」
「いえ、そんな事は」
マヤは速水から視線を外すと、手にしていた盆を落とした。
「し、失礼しました」
慌てて、盆を拾うとマヤは逃げるように社長室を出た。


 それから次にマヤが社長室に行ったのは十二時を過ぎた頃だ。
出前で届いたばかりのうな重を届けに行った。
「そのお店のうな重社長の好物だから、転んで落としたりでもしたら怒られるわよ」
と水城に冗談半分に言われ、マヤは緊張しながら社長室のドアを叩いた。

トントン。

「失礼します」と、社長室に入ると速水は窓の方を見ながら、誰かと電話をしていた。
「そうですか。わかりました」
落胆気味の声が聞えた。
「俺から連絡があった事は言わないでおいて下さい。はい。すみません」
速水は机の上に携帯電話を置くとため息をついた。
背中が寂しそうに見えて、何て声を掛けたらいいのかマヤはわからない。
速水は窓の方を向いたままため息をついていた。
聞き違いかと思うぐらい小さな声で「マヤ」と速水が口にしたのが聞えた。
「はい」
思わずマヤはその声に返事するように答えた。
速水が驚いたように戸口に立つマヤに視線を向けた。
「君、いたのか」
「え、えーと、お昼をお持ちしました。どちらに置きましょうか」
「ソファの方に」
マヤは緊張しながらソファの前のテーブルにうな重を置いた。
「し、失礼します」とマヤが出て行こうとすると、速水の声がかかる。
「何か聞いたか?」
「えっ、いえ、何も」
慌てた様子のマヤに速水はクスリと笑う。
「君は嘘がつけない人だね」
「えーっと、あの、すみません」
マヤは深く頭を下げる。
「別に謝らなくていい。それよりコーヒーを二つ淹れて欲しい。これから人が来る」
「はい。かしこまりました」
マヤは社長室を出ると給湯室に駆け込んだ。
緊張で手が震えていた。速水が呟いた『マヤ』という言葉を聞いた時、心臓が震え、涙ぐみそうになった。
どうしてこんなに速水を恋しいと思うのか自分でもわからない。
諦めなければいけない恋だとわかっていても、恋焦がれる心はより一層、速水を求めてしまう。
姿を見る度に、声を聞く度に、想いは雪のように積もる。胸が苦しかった。マヤは耐えるように唇をかみ締めた。
「真山さん、どうしたの?」
背中に声が掛かる。
「あの、社長にコーヒーを頼まれて」
水城がいた。
「真山さん、顔」
水城がサングラスの奥の瞳を見開く。
「えっ」
「こっちに来て」
水城がマヤの腕を取ると化粧室に連れて行き、鍵をしめた。
鏡の前に立つとマヤは水城が驚いた訳がわかった。
「マヤちゃん、泣いたの?目の周りのマスクが溶けているわよ」
「水城さん、私、私」涙がこみ上げて来る。その後は言葉にならない。
マヤは水城の前で崩れるように泣き出した。
マスクは全て溶け、マヤの顔が出て来た。
「落ち着いて」
水城がマヤの背中を撫でてくれる。
「ごめんなさい。ごめんなさい。急に、涙が」
速水に名前を呼ばれただけで、秘書としての仮面が砕け散った。
「水城さん、私、北島マヤのままで速水さんに会いたい」
涙の間から搾り出すようにマヤは本心を口にした。
「今はダメよ」
「どうして?」
「社長は紫織様と結婚するのよ?会えば辛い思いをするのはマヤちゃんよ」
「それでもいい。辛くてもいい。速水さんに会いたいの。会いたい」
「マヤちゃん」
「このまま会いに行く」
マヤは心を決めると素顔のまま化粧室を飛び出した。
「マヤちゃん、やめなさい」
後ろから水城が追いかけて来た。
「ダメよ。今はやめなさい」
マヤは水城を振り切ると、社長室のドアを開けた。
そこには速水と紫織の姿があった。
速水の両腕は紫織の背中をを抱きしめ、紫織の顔は速水の胸に埋まっているように見えた。
マヤは声が出ない。体が石像のように動かない。

「君はいつも突然だな」
数十秒の沈黙を置いて、速水が言葉を発した。
「この通り、今取り込み中なんだ」
速水は厳しい視線をマヤに向けた。
「速水さんなんて、大嫌い!」
いつものセリフを口にすると、マヤは全速力で社長室から出て行った。

 空が黄昏色に染まるのを大都芸能の屋上からマヤは眺めていた。
一体、何時間ここにいるのだろうと思う。
一度だけ水城が来た。今から社長と出かけるが、一緒に来るか聞かれ、マヤは首を左右に振った。
今日はもう帰りなさいと言われたが、帰る気力もなかった。
紅天女が決まれば速水は紫織と結婚する。それはわかっていた事だった。
わかっているのに速水の事を諦め切れない。
しかし、もうマヤに出来る事はない。速水への気持ちは試演の時にぶつけたのだ。
速水から何の反応もないという事はフラレたという事だ。
「もう忘れなきゃ」
沈む夕陽が悲しく見えると思った時、頬に冷たいものを感じた。
「きゃっ」
驚き横を見ると、今朝メイクをしてくれた近藤が立っていた。
「こんな所でサボリなの?」
近藤はマヤにサイダーの缶を渡す。
マヤは黙ったまま俯いた。
「散々泣いたって感じの顔ね。何があったの?」
「何でもないです」
「速水社長との因縁、水城さんから聞いたわよ」
「えっ」
「社長はあなたの母親を殺すような事をしたんですってね」
近藤の言葉にマヤは瞳を細める。
「あなたが所属していた劇団を潰したり、いろいろと酷い事をされて来たんでしょ?」
「そんな事もありましたね」
マヤは黄金色に染まる高層ビルを見つめた。
「あなたにとって憎むべき相手なんでしょ?」
マヤは近藤の方を向くと、首を振る。
「憎んでなんていません。速水さんには感謝しています。私が紅天女を目指せたのも、今思えば速水さんと出会ったからです」
近藤は形の整った眉を上げ、じっとマヤの顔を見つめていた。
「あの人はいつも私の舞台を見てくれた。困っていると影からそっと私を支えてくれた。そういう優しさに気づいてからは
憎んでなんかいません」
しっかりとした表情でマヤは近藤を見る。
「大人になったな」
ボソリと近藤が呟く。
「えっ」
「何でもない」
近藤は小さく笑う。
「そろそろ仕事に戻るわ。あなたもしっかり頑張りなさい」
ぐりぐりとマヤの頭を近藤は撫でると、行ってしまった。
何となくだけど心が軽くなっていた。
空には一番星が輝いていた。それを清々しい気持ちでマヤは見つめていた。





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