―――  マスク 4 ――― 





 速水は地面に落ちたビニール傘を拾うとマヤと傘の中に入る。
「走るぞ」
速水の掛け声で二人はタクシーが拾える大通りに向かって走り出した。
速水の手はしっかりとマヤの肩を抱いていた。

「お客さん、大丈夫?」
タクシーに速水と二人で乗り込むと、五十代ぐらいの運転手がルームミラー越しに
聞いて来る。
「大丈夫です。車内を濡らしてしまってすまない。その分は弁償します」
速水の言葉に運転手が弁償なんていいですから、と恐縮した。
速水が行き先を告げるとタクシーは走り出した。
車内にかかる冷房が濡れた体を冷やした。マヤは両腕で体を包む。
「寒いのか?」
速水が心配そうにマヤの方を見る。
「少しだけ」
「お客さん、すみませんね。今止めましたから」
運転手の声がした。
冷房が消えた後も冷気が残っていて、マヤは体を震わせる。
早く熱いシャワーを浴びたいと思った。
「もうすぐ着くから」
速水はマヤに近づくと腕を伸ばして包み込んだ。
速水の体温に包まれるのは良かったが、人前である。
マヤは恥ずかしかった。
「だ、大丈夫ですから」
両手で速水の体を押し出した。
速水は少し傷ついたような目でマヤを見ると、元の位置に戻り、
ぶすっとした表情で窓の外を見ていた。
 十分後、目的地に着く。そこは15階建ての新しそうなマンションだ。
タクシーから降りると、速水はオートロックを開錠し、マンションのエントランスホールを通過した。
吹き抜けになっていたホールには大きなシャンデリアが吊り下がっている。
マヤが物珍しそうにキョロキョロしていると、速水が短く「行くぞ」と声を掛けた。
速水についてエレベーターに乗ると、15階で降りた。
「ここだ」
廊下を少し進んだ所に重厚な扉があった。
速水は鍵を取り出すと、慣れた動作でドアを開けた。
「どうぞ。俺しかいないから遠慮はいらない」
おどおどと広い玄関で濡れた靴を脱ぐと、先に上がっていた速水がマヤにバスタオルを差し出した。
「バスルームはそこだから、使いなさい」
「速水さんは?速水さんも濡れているのに」
「俺は君の後で大丈夫だよ」
「でも」
「レディーファーストだ。遠慮するな」
「でも」と困ったようにマヤは速水を見上げる。
速水は頭にバスタオルを被っていた。濡れた前髪から雨雫が何滴か落ちた。
「ほら、さっさとしろ。後がつかえているんだ」
マヤの腕をぐいっと掴み速水はバスルームに投げ込むようにマヤを入れると
ドアを閉めた。
「濡れた服は乾燥機に入れておけ」
ドア越しに速水の声が聞える。
「は、はい」
マヤは恐縮しながら答えた。
マヤは初めての場所におどおどしながら、脱衣所内を見渡す。
二人並んでもゆとりを持って顔が洗える洗面化粧台に、新しそうな洗濯機と乾燥機が並んでいた。
もしかしたら、紫織と暮らす為に用意した新居だったのではないかと勘が働く。
何だか落ち込んだ。
バスルームのドアを開けると白い大理石のタイルで囲まれた空間にジャグジーがあった。
一人で使うのがもったいないと思える広さと設備だ。
紫織の影がちらちらと浮かび、マヤは胸の奥に重苦しさを感じた。
「何落ち込んでるんだろ」
コツンと自分の頭に拳をやると、マヤはてきぱきと濡れた服を脱ぎ、
乾燥機に入れた。





三十分後、マヤがバスルームから出ると洗面化粧台の上に
バスローブが置かれていた。乾燥機はいつの間にか回っていた。
出来上がりは三十分後となっていた。
マヤが入っている間に全て速水がやっといてくれたのだろう。
洗面所のドアを開けると、真新しい廊下を歩いた。
突き当たりまでいくと、ドアがあった。それを開けると四十帖の空間が広がる。
マヤはどこに行ったらいいかわからず、部屋をキョロキョロと見回した。
大きなテレビがあって、その前にはソファとテーブルがあった。
「出たか」
リビングの隣りのダイニングから速水が500mlサイズのペットボトルを持って現れた。
速水は白いTシャツにジーンズ姿だ。見慣れない姿にドキリとする。
「はい」
バスローブ姿のマヤは「ありがとうございました」とお辞儀をした。
「適当にくつろいでいてくれ。風呂に入ってくる」
マヤとすれ違うようにして速水はリビングから出て行った。
ドアがパタリと閉まるとマヤはふーっと息を吐く。
「適当にって言われても、こんな豪華な所落ち着かない」
マヤはとりあずソファに腰掛けた。
「マヤ、冷蔵庫の中の飲み物は自由に飲んでいいからな」
後ろから速水の声がして、ドキッとした。振り向くとさっき出ていったドアから速水が顔だけ覗かせていた。
「は、はい」
「じゃあ、行ってくる」と速水がドアを閉める。
マヤは三十秒程じっとドアを見つめた。速水がもう一度戻って来る気配はない。
マヤは気を抜くように息を吐くとクスリと笑った。
速水に名前を呼んでもらえた事が嬉しかった。
「マヤか」
甘酸っぱい気持ちが広がるが、次の瞬間心が鉛のように沈んだ。
サイドボードの上に置かれた写真立てには紫織が写っていた。婚約を解消したと聞いたけど、
速水はまだ紫織の事が好きなのかもしれない。
マヤはソファから立ち上がると冷蔵庫に向かって歩いた。
ダイニングルームを通り、奥のキッチンに行くとマヤのアパートの部屋よりも広い空間があった。
速水との経済的格差を改めて目にしてしまう。
マヤの身長よりも大きい両開きの冷蔵庫を開けると、ビールやミネラルウォーターが並んでいたが、
他には何もなかった。野菜室も冷凍庫もガラガラだ。
隣りにはワインセラーらしきものがあり、そこにはぎっしりと高そうなワインが並んでいる。
「自由に飲んでいいって、ビールとワインとミネラルウォーターしかないじゃない」
マヤは唇を尖らせ、腰に手を当てる。
「これでいいか」とマヤは冷蔵庫から缶ビールを取り出した。
速水が出て来た時、しらふでなんていられないのだ。かと言って高そうなワインは恐くて飲めない。
缶ビールしか選択肢はなかった。
リビングに戻るとマヤはソファに座った。
「いただきます」と缶ビールを開け、ごくごくと喉を鳴らして飲む。
「ぷっはー。生き返る」
少々おやじ臭いが、月影の仲間との飲み会で鍛えられた結果だ。
あっという間に一缶が空き、次の一缶、また次の缶と進んで行く。
そして、速水が出て来た頃にはビールを1ダース飲んでいた。
「速水さん、ビール全部飲んじゃった」
リビングに現れた速水にマヤは陽気に笑いかけた。
「そんなに飲んで大丈夫なのか?」
速水はマヤが缶ビールで作ったテーブルの上のピラミットをぎょっとした表情で見た。
「大丈夫ですよ。これぐらい。ちょっとおトイレが近くなるぐらいです。という訳で行ってまいります」
マヤは速水に敬礼すると、スタスタとトイレに向かって歩いた。
リビングのドアをパタリと閉めた所でマヤはハーッと息を吐いた。
そして、リビングで練っていた通りの行動に出た。脱衣所に行き、乾燥機から服を取り出すと
乾いた服に着替え、マヤは玄関に向かった。
速水には何も言わずに帰るつもりだ。濡れたパンプスに足を入れ、音を立てないように玄関のドアを閉めた。
外廊下に出ると、まだ雨が振っていた。
「傘」
速水と使った傘の行方を考えてみると、タクシーに置いて来た事に気づいた。
「私、ドジだな」
はぁーっとため息をつくとマヤは靴の音が鳴らないようにそっと歩き出した。
エレベーターの前まで来ると急に悲しくなった。
速水に正体を知られてしまった。明日からどうしたらいいのだろうかという漠然とした疑問が
頭の中を駆け巡った。目の前のエレベーターの扉が滲んで見える。
「マヤ」
後ろから声がした。
振り向かなくても、誰の声かわかった。
今速水の顔を見たらとんでもない事をしそうだった。
開いたエレベーターの扉に逃げ込むと、マヤは速水に背を向けたまま“閉”のボタンを押した。
扉が閉まろうとした所で、ガンっという音がした。
驚いて速水の方を見ると、彼が右手で扉を抑えていた。
「何も言わずに帰るのは酷いんじゃないか。心配するだろ」
速水の声が静かに流れる。
マヤは俯いた。
速水がため息をつく。
「こんな時間に傘もない君を雨の中帰す訳にはいかない。今タクシーを呼ぶから、
それまでは部屋にいなさい」
「大丈夫ですから、ほっといて下さい」
喉の奥から搾り出すようにマヤは口にすると、速水の方を見る。
「大丈夫じゃない」
「大丈夫です。本当にもう大丈夫ですから、扉を放して下さい」
「大丈夫じゃないと言ってるだろ!」
速水の怒鳴り声にマヤは顔を上げた。
さっき見たのと同じTシャツ姿の速水がいた。
お風呂上りだったので、前髪は下ろしていた。いつもの速水より若く見える。目は険しくマヤを見ていた。
速水を怒らせてしまった事に、マヤはどうしたらいいかわかず速水から視線を逸らした。
「午前二時に雨の中女性を一人で帰せる訳ないだろ」
速水は左手でマヤの腕を掴むと、エレベーターの中から引っ張り出した。
「は、はなして」
マヤの言葉を無視するように速水は歩き出す。
速水に握られた所が痛い。何度もマヤは放すように言ったがまるで速水に耳には聞えてないようだった。
部屋まで来ると速水は玄関のドアを閉め、鍵も閉めた。
そこでやっと、速水がマヤの手を放した。
「全く君という人は本当に心配ばかりさせる」
速水が呆れたような顔をする。
「勝手に心配しないで下さい。私は大丈夫ですから」
マヤはキッと速水を睨み上げた。
「それに速水さんの方だって、いきなり社長辞めちゃうし、婚約解消するし、
心配かけ過ぎです」
「えっ」
速水が瞳を見開く。
何か不味い事を言っただろうかとマヤは考える。
「だって、そうでしょう?仕事だけが生きがいのような人が急に辞めたら、それは、その、心配しますよ」
速水にじっと見つめられ、マヤはたどたどしく口を動かした。
「それに紅天女にはもう興味がないとか、変な事聞くし」
マヤは視線を落とした。
それがマヤにとって一番ショックな事だ。
「婚約者がいるのに出会って三日目の秘書にはいきなりキスするし。私、速水さんがわからない。
私が思っていた速水さんと、会社であった速水さんは違い過ぎます」
心の中に溜まっていたものがあふれ出した。
マヤはもう言葉を止める事はできない。秘書として過ごした四日。納得のいかない事だらけだ。
「私、私」
涙で声が震え、マヤはそれ以上は言葉にならず、「えーん」と泣き出した。
「マヤ」
驚いたような速水の声がする。
「わかった。わかったから」
泣きじゃくるマヤを速水は胸に抱きしめた。
「なあ、ちびちゃん、ごめん。俺が悪かった」
マヤの髪を撫でながら何度も速水が口にする。それから二人はリビングに移動すると、
ソファに腰を落ち着けた。マヤの涙はまだ止まらない。
テーブルの上には紫織の趣味だと思われるレースのティッシュケースに包まれたティッシュの箱があった。
マヤは涙が溢れるとそこからティッシュを取り拭った。
テーブルの側に置かれたゴミ箱の中はマヤの涙と鼻水が混じったティッシュの山が出来ていた。
速水はマヤの隣りに座っていた。
宥めるように背中や肩をポンポンと時折叩いてくれる。
「マヤに泣かれるとどうしたらいいかわからなくなる」
速水は涙が止まりかけたマヤの肩を抱いた。
「全ては俺がいけないと言う事もわかっている。辛い思いをさせてごめん」
マヤは涙をしゃくりあげる。
「紅天女の試演」と速水が話し出した時、マヤは顔を上げ速水の方を見た。
「あれから、俺は俺なりにいろんな事を考えた」
速水が優しくマヤを見つめる。
「婚約を解消した事と、社長を辞めたのはその答えだ」
速水は真面目な顔でマヤを見ていた。
「それから、秘書にキスしたのも」と付け加えると速水は僅かに口元を綻ばせる。
「まさか私だって知ってたの?」とマヤが呟くと速水はゆっくりと頷き、マヤにキスをした。
速水と重なった二度目の唇に胸の奥がキュンとした。
「君が好きだ。愛してる」
唇を離すとしっかりとした速水の声が耳に響いた。
「うそ」
「うそじゃない。本当だ。紅天女の試演で、君の演技を見た時、これ以上は自分の気持ちに
嘘をつけないと思ったんだ。正直に生きなければ俺も君も幸せになれないとわかったんだ」
速水は真っ直ぐにマヤを見つめる。
「この気持ちに嘘はない。君を愛しているんだ。都合のいい言い方になるけど、俺を待っていて欲しい。
全てが片付いたら必ず君の所に行く。紅天女も俺に上演権をくれると言ってくれたのは嬉しかった。
だから、俺は紅天女をおやじが作った大都芸能ではなく、自分の手で上演させたいと思った。
今その為の準備をしている所だ」
速水の言葉に胸がいっぱいになる。止まりかけた涙がまた流れ出す。
「もう、これ以上泣かせないで下さい」
マヤは涙を拭う。
「嬉しい。まさか速水さんにそう言ってもらえるとは思わなかった」
「マヤ」
「速水さん、私もあなたが好きです」
マヤは速水に抱きつく。速水の腕がマヤの背中を抱きしめた。
それから顔を見合わせると今度はマヤの方からキスをした。
速水は驚いたように瞳を見開く。そして、深いキスへと落ちていった。


ピッピッピッピ

目覚まし時計のアラームが鳴っていた。
マヤが目を覚ますと、そこは見慣れない部屋のベッドの上だ。
サイドテーブルの上にはメモがあった。

“おはよう。ちびちゃん。俺は用事があるから先に行く。君も遅刻しないように” と右上がりの速水の字で書かれていた。

ハッとする。
昨夜というか明け方まで二人でベッドの上に横になりながら、色んな話をした。
それは演劇の事だったり、速水の子供の頃の話だったりした。
そんな話を聞いている内にうとうと眠くなった所までは覚えていた。
速水の声は静かで、心地よかった。

マヤはベッドから起き上がると速水にパジャマ代わりに借りたTシャツを
脱いで、昨日のスーツに着替えた。
マンションを出ると、速水のメモにあった通りに管理人に部屋の鍵を預けると
雨が上がった朝の街を歩き出した。



それから秘書としての残りの日数をマヤは問題なく勤めあげた。
最終日になると、秘書課のみんなから、お疲れ様でしたと言ってもらえ、明日から秘書室に通わなくなる事に少し寂しくなった。
マヤは机の上を片付けると、屋上に上がった。
夜空には琥珀色の満月が浮かんでいた。
あれから、速水からの連絡はない。
でも、それでもいいと思う。速水の気持ちを聞けたのだから、これ以上欲張ってはいけない気がした。
「あんまり星見えないな」
速水と行ったプラネタリウムとは違う星空があった。
ネオンやスモッグに覆われて、東京の空は星が少ない。
「今日で終わりって聞いたわよ」
ポンと背中を叩かれ、振り向くとスーツ姿の近藤が立っていた。
「お世話になりました」
マヤはペコリと近藤に頭を下げる。
「そうだ。マスク余ったんでお返しします」
マヤは鞄からマスクを取り出した。
近藤はマスクを受け取ると、マヤの頭をくしゃっと撫でた。
「お疲れ様。真山さん」
「いいえ、 こちらこそ。いろいろとお世話になりました」と口にし、マヤは「速水さん」と続けた。
近藤の瞳が驚いたように丸くなる。
「何の事かしら」
「紅天女の話ですよ。紅天女の上演権をあげたいって話、私、速水さんにはしていません。
あの話をしたのは近藤さんだけです」
「あっ」と近藤が声を上げる。
「それに、近藤さんを追いかけたら、速水さんに会ったし。速水さん秘書真山の正体も知っていたし、
だから、近藤さんは速水さんがマスクで変装しているんじゃないかと思いまして」
マヤは得意げに近藤を見上げる。
近藤は苦笑を浮かべた。
「思ったより鋭いんだな」
速水は顔からマスクを剥がすと、マヤを見る。
「やっぱり速水さん」
マヤの顔が輝き出す。
「上手く変装出来たと思ったんだがな」
「好きな人の事はわかるんです。近藤さんに会った時、いつも速水さんと一緒にいる時みたいな安心感がありましたから」
そう言って、マヤは責めるような目で速水を見上げる。
「でも、どうして変装なんかしたんですか」
「いや、それは、水城君がな」
速水は言いずらそうに頭をかく。
「何ですか?」
「だから、その、つまり。マヤに会いたかった俺の気持ちを汲み取ってくれたんだ」
「えっ」
「紫織さんと婚約をしている間はマヤを巻き込みたくなかったから、会う事は出来なかったんだ。
会社のゴタゴタもあるしな。それで、だったら、速水真澄としてではなく、他の人間として会えばいいじゃないかと言われてな」
速水が気まずそうにマヤを見る。
「それで、まあ、水城君にな」
速水の言葉にマヤはプッと笑い出す。
「それで、オネエ語まで使って変装してたんですか」
「そこまでしないとバレると水城君に言われたんだ」
「あっ、でも、一つだけわからない事があるんですけど」
「何だ?」
「私が社長室を出た後、すぐに近藤さんに会ってお昼を食べたと思うんですけど、あの時はどうしてたんですか?」
「あぁ、あの時は影武者を使ったんだ。俺と背格好が似ている部下が一人いてな。あのタイミングで会えば近藤と俺が
同一人物だとはマヤは思わないと思ったんだ」
「随分と手のこんだ事をしたんですね」
「まあな」
「でも、嬉しいな。私にそこまでして会いたかったなんて」
マヤは速水に甘えるような視線を向ける。
速水は照れくさそうな顔をしていた。
そんな速水の顔をマヤはじっと見つめる。速水もマヤを見つめた。
そして、どちらからともなく唇が重なった。


終わり
 


【後書き】
いつも同じような展開ですみません(汗)
甘い二人を書いてみようかと思いまして、頑張った結果がこの作品です。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

2013.9.16
Cat


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